コンパクトで、それでいて革の高級感をしっかりと感じられる財布はないだろうか……
そんな財布を探していた時に一目惚れしたのがワイルドスワンズというブランドの「PALM(パーム)」という財布。
中でも私が「絶対にほしい!」と思わされたのはセレクトショップが別注した、表の革にコードバンがあしらわれたモデルです。
ワイルドスワンズの製品は通常サドルプルアップレザーが使われることが多いのですが、別注モデルは表地にコードバン、裏地にサドルプルアップレザーを使うという、いわば”一口で二度おいしい”モデル。今回こちらを購入したのでレビューしてみました。
具体的には
- PALMの開封の儀
- PALMを1週間使った上でのレビュー
- 筆者はPALMをどう使っているか
を紹介。PALMがどんな財布なのか気になっているという方はぜひ目を通してみてください。
ワイルドスワンズ「PALM」開封の儀
箱の時点で高級感が半端ない。
購入した店舗のギャランティーカード。通販で購入しました。
ご対面。
なんだこの艶は……さすがコードバン。ギラファノコギリクワガタのようです。
“WILDSWANDS”の刻印が高級感を後押しします。
ギラギラとした輝きはまるで自身まで反射してしまいそうです。美しすぎる……。
最初に述べたとおり、表にホーウィン社のコードバンレザーを使用し、裏面はワイルドスワンズ定番の革であるサドルプルアップレザーが使用されています。1つで2種類の経年変化が楽しめるという豪華すぎるモデルです。
コンパクトなサイズに見合わぬ圧倒的な風格。このアンバランス感がたまらないんですよね。
財布を開かずともカードが取り出せるポケットも完備しており、機能性も抜群です。
ワイルドスワンズ「PALM(パーム)」の詳細レビュー
最高級のコードバンレザーとサドルプルアップレザーに職人の最高の技術が加わり作られたPALM。ミニ財布と称されているものの、その存在感は抜群です。
ここからはそんなPALMを実際に触ってみていいな、と思った点を紹介していきます。
コンパクトなサイズ感
なんといってもコンパクトなサイズ感は大きな魅力です。具体的なサイズは10×8.7センチと、一般的な二つ折り財布よりもコンパクトな仕上がり。「小さい財布を使いたいけど、かっこよさも妥協したくない」という方にとって完璧な財布なのでは、と思っています。
以前は「所作」というブランドの二つ折り財布を使っていました。こちらのサイズが11×10センチ。いかにPALMが小さいかわかると思います。
極限までコンパクトさを追求したおかげで、1万円札は本当にピッタリ収まるサイズ感に。こだわりを感じます。
正直結構入れづらいですが、革が柔らかくなるにつれて入れやすくなるかなぁと思っているのでそこまで問題はないかと。それに万札を持ち歩く機会もそこまでないですしね。
機能面も死角がない
このようにコンパクトなサイズでありながら、PALMは
- 小銭入れ(仕切りあり)
- カードポケット×2
- 札入れ×1
を備えています。一見すると少なく感じますが、実質カードは6枚は入ります。順番に見ていきましょう。
小銭入れはこのように仕切りがついているため、「一方に小銭を入れて、もう一方にカードを入れる」という使い方ができます。カードの視認性には欠けますが、普段カードを多く持ち歩かない方であれば特に危惧する点ではないのは。私は普段3枚のカードを入れています。
カードポケットは内側と先ほど紹介した外側の2つがあります。定期券は干渉が不安でしたが、内側に入れても問題なく利用できています。よく使うクレジットカードを外側に入れればほとんど財布を開くことなく会計が終わります(笑)
レシートは上部のフラップ部分に差し込めます。ビジュアル的にイケてないので強制的に毎日整理する習慣が付きそうです。
といった形で機能面もいい感じで、こだわって設計されているなぁという印象です。私にはほんとドンピシャでした。
経年変化が楽しみな、ガッチリとした作り
PALMを迎える前に、財布として使っていた所作の名刺入れとサイズを比べてみました。この厚さ。正直現物を手にした時は驚きました(笑)あとはとにかく革が固いのなんの……。
固すぎてここまでしか開きませんでした。
お札入れを広げようとすると「ミシミシ」と音がします。それ財布が発する音なの?
小銭入れも開きづらく、これはとんでもなく育てがいがありそうな財布だと直感しました。
「世代を超えて受け継がれる、末永く愛される商品を作り続けて行きたい」というワイルドスワンズの理念の通り、耐久性は折り紙付き。10年、20年と愛用できそうな予感がします。
筆者はこう使っています
サイズ感と機能性の両立ゆえ、メイン財布としてもサブ財布としても活躍が約束されているPALM。メイン財布としての私の使い方を紹介します。
小銭入れの奥に
- サブのクレジットカード
- キャッシュカード
- 免許証
の3枚のカードを収容しています。手前に小銭と合わせて家の鍵も入れています。
会計の9割でお世話になっているLINE Payカードを外側に入れています。
上部のフラップ部分には更新の際にしか出す機会がない定期券を。干渉することもなく快適につかえています。
とりあえずはこのように使っています。この先変わるかもしれないのでその際はまたブログで伝えられたらと思います。
ワイルドスワンズの商品が買える場所を紹介
大きく分けると3つのルートで購入することができます。
- ワイルドスワンズ直営店「C.O.U」
- ワイルドスワンズの取扱があるセレクトショップ
- フリマ・ブランド古着屋などの中古品
ワイルドスワンズ直営店「C.O.U」
直営店は全ての商品を取り揃えていますが、PALMは人気商品なので入荷してもすぐに売り切れてしまいます。ですが、予約を受け付けているため、確実にPALMを手に入れたいという方は予約がおすすめです。
C.O.U. WILDSWANS(ワイルドスワンズ)OFFICIAL SHOP
セレクトショップ
ワイルドスワンズのHPに取扱店が並んでいるのでそちらを参考にすると良さげです。
ちなみに伊勢丹や高島屋などの百貨店に在庫について尋ねたところ、PALMの取扱いはないと言われました。時期によって違うかもしれないのでそれぞれ電話で確認してみるといいと思います。
筆者は通販で購入したのですが、通販で確認できた取扱店は
の2店のみ。
どちらも在庫豊富なので購入を検討している方はぜひ見てみるといいことがあるかもしれません。特にタイガーブラザーズの品揃えは半端なかった印象があります。私もタイガーブラザーズで購入しました。
WILDSWANS ワイルドスワンズ:コレクターズオンラインストア
WILD SWANS(ワイルドスワンズ) – タイガース・ブラザース本店オンラインショップ
ユーズドでもいい方は「メルカリ」「ヤフオク」
「中古でもいいからPALMがほしい」という方はリユースを活用しましょう。中でもメルカリ・ヤフオクが安く見つかると思うのでおすすめです。
まとめ:あえて雑に使っていきます
ミニ財布といえば
- アブラサス
- ベルロイ
- m+(エムピウ)
などの商品が有名ですが、ここまで高級感やかっこよさを内包したミニ財布はPALMだけだと思っています。被ることもなさそうですね。
現物を見ずに、エイジングのサンプル画像ばかり見て購入したので、分厚さにはとても驚きましたが(笑)ますます経年変化が楽しみになりました。
方針としては「あえて雑に使っていって自分だけの傷を刻んでいく」方針でいくつもりです。恐らくワイルドスワンズのプロダクトはまた買う機会があると思うので……最初の財布だからこそ雑にいこうかなと。もちろん雨には細心の注意を払います。
購入して1年経ったのでエイジングの記事を書きました。
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