- 「髪を傷めずに黒染めしたい」
- 「面接や短期バイトの関係で一時的に黒染めしたい」
といった理由でマニックパニックのレイヴァンで黒染めをするか悩まれている方に送ります。
2ヶ月前にブルーブラックになるカラー剤で染めたのですが、だいぶ色が落ちてきて茶髪になってきしまいました。
ということでマニックパニックのレイヴァンを使って黒染めしていきましょう!
アマゾンだとドン・キホーテよりも500円ほど安く買えます。ロフトはもっと高い
レイヴァンのカラーチャートを見てみると真っ黒。レイヴァンは日本語にするとカラスという意味で”カラスのような漆黒”がコンセプトのカラーです。かっこいい!
↑美容院で売っているほとんどの商品がオトクな価格で購入できるショップです。N.とかは偽物が怖いので筆者もここで買ってます。
結論:茶髪程度の明るさなら黒染めできます

こんな感じになります
結論から言うと茶髪程度の明るさであれば黒く染まります。
ただし、ブリーチして髪の毛が明るい状態の方は緑に染まる可能性が高いです。
実際に筆者が画像よりも前、ブリーチして金髪だった髪の毛を黒染めしようとして使用した時はまりもヘッドに生まれ変わりました。言ってしまえば完全に人それぞれの世界なので(個人差ありすぎるからね)なんとも言えませんが、明るい髪の毛に黒染め目的で塗布するのは気をつけたほうがいいかも。
マニックパニックは”髪が傷まないカラー剤”
マニックパニックは「塩基性カラー」と呼ばれるものの一種です。「絵の具みたいなもの」と考えるとわかりやすいです。
一方でドラッグストアやスーパーでよく見るカラー剤の大部分は「アルカリ性カラー」のことを指します。他にもカラー剤には何種類かありますが、ここでは省いてよりざっくりとした解説に留めます。
アルカリ性カラーは髪の毛の内部の成分(黒さの原因のメラニン色素)を破壊し、髪のトーンを明るくしながら色素が入っていくカラーです。一度で(微弱な)ブリーチ+カラーが行われているイメージですね。
対して塩基性カラーは髪の毛の成分を破壊する染料は含まれておらず、色味が表面のみに付着する要素だけで構成されています。まさに絵の具ですね。マニックパニックが黒髪を染めることができないのは塩基性カラーだからです。
マニックパニックのメリット・デメリット
メリット
- アルカリ性カラーよりも発色がいい
- 髪が傷まない(むしろまとまり・ツヤが出る)
- 傷まないので放置時間を気にしなくてもいい
- アルカリ性カラーのように薬剤を混ぜたりする手間がない
デメリット
- (濃い色は)手やモノにつくと1週間くらい落ちない
- 色素が沈着して次回のカラーリングの際に悪影響が出るかも
- なのに色落ちが早い
メリットは特に言及しなくても「まぁわかる」という内容だと思いますが、デメリットは「なんで??」と感じられる方がいると思うので(特に2.3個目)補足します。
1つ目はまぁわかると思うので多くは語りません。濃い色のラインどこ?って話ですが、経験上ライラック(青紫)、ローズピンク(赤紫)くらいのトーンは気になるほど残りませんでした(壁についてもすぐ落ちた)。エンチャンテッドフォレスト(深緑)やロカビリーブルー(紺)などは手強い。
2.3つ目ですが、まず前提として色落ちは早いです。絵の具なので。シャンプーするたびに色素が泡とともにドバドバ落ちていきます。目安として2週間くらいで落ちると想定しておくと良いと思います。
「色落ちが早いのに色素沈着とは」という話ですが正直私もよくわかっていません(ごめんなさい)。この項については完全に美容師さんの受け売りです。デザインカラーに定評のある代官山の某有名サロンの美容師さんに言われたのでさすがに嘘ではないのかなと思い入れておきました(営業の可能性も否めません)。まぁでも緑とかは本当に落ちづらいってよく聞きますよね。
マニックパニックの使い方【手袋・ワセリンはマスト。ラップはベター】
使い方は髪の毛に塗るだけです。簡単ですね。
ただし上述した通り身体に付着すると付着した箇所がゾンビ化するのでそれぞれ防御するためにビニール手袋・ワセリンを用意しておきましょう。
手袋で手、顔周りはワセリンで守れます。ニベアの青いやつとかでもOKです。クリームはおでこ、耳、首周りなど、マニックパニックの付着の恐れがある箇所全体に塗布しておくとゾンビ化が防げます。
ラップはマニックパニックを塗布後に頭にまくとカラーの浸透率が高まります。美容院でもよく巻かれますよね。あったら巻いておきましょう。
手袋はこんな感じで手のひらにフィットするやつだと塗りやすいですね。
クリームはまぁなんでもいいです。
マニックパニックレイヴァンで黒染め【Before】
それでは実際の過程をご覧ください。
Beforeの髪色はこちら。二ヶ月前にセルフカラーで真っ黒にしてからだいぶ色が落ちています。
こちらが黒染めっぽいカラー剤で染めた直後の色味。比べるとだいぶ落ちてるのが分かります。なにやらパッサパサで髪の毛がヤバそうですがこの時に使ったのは「アンナドンナというメーカーのエブリヘアカラー:ブルーフィッシュ」です。アルカリカラーなので痛みました。
紺色・ネイビー・ブラックのような色になるので「黒染めしなきゃだけど普通の黒髪は飽きた」「ちょっと変わった黒髪にしたい」という方におすすめです。マニパニレイヴァンよりも安定して黒く染まります
↓戻ってマニックパニックを使用する前の髪の毛です。
最初に見たとおり、根本がプリンになっていますね。まずはお風呂にはいってワックスを流します。
流しました。塗布していきましょう。
中身はこんな感じ。色は真っ黒って言うよりは深めの紫みたいな色をしています。
質感はそこまでドロドロしておらず垂れることもなかったです。やっぱり絵の具っぽいです。
塗り終えました。筆者くらいの長さだと3回くらい使用できる分量が入っています。30分放置して流しました。ラップは巻き忘れました。
マニックパニックレイヴァンで黒染め【After】
おや!
これは……。
結構いい感じでは。
と思いきやこの写真だと色ムラがあることがわかります。ただ全体的に暗くはなりました。緑にもなっていない!暗くなっている箇所はいい感じの黒色になりました。かっこいい。ムラの原因は塗布量が少なかったのとラップをしなかったせいですね。
【マニパニをケチるな!】マニックパニックを使ってわかったこと
自分で「これくらいの量でいいかな」って思ったら、あと1回分手にとって塗ったくりましょう。マニパニをケチるな!
あんまり明るめの髪色に重ねると緑が強めに出てしまいそうですが、今回のBeforeの僕の髪色くらいであればオシャレ黒染めの範疇として使えそうです。目安としてブリーチをしてるかしてないかで緑に染まるかが決まる感じ。
さすがマニックパニック、Beforeの画像の通り髪の毛がしっとりまとまりました(これでもまとまっている方なのです)。
ゾンビ化しました。気をつけましょう。
まとめ:ブリーチしてない髪の毛なら黒く染まる
ということでしっかりと塗布すれば黒くなることがわかりました!今回はブリーチしていなかったのでそこまで緑色が出ませんでしたが、明るければ明るい髪色ほど緑が出やすくなるのでその点は注意してください。
「普通のカラーでトーンが上がった髪を黒染めしたい」という場合はピッタリだと思います。ぜひ使ってみてください。
エンシェールズカラーバター「アジアンブラック」でも黒染めを試みました。
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