ワンピースアニメ20周年を記念して大々的に宣伝されているワンピース劇場版第14作「ワンピーススタンピード(ONEPIECE STANPEDE)」。
2年後の魚人島以降、ワンピースを追わなくなった筆者が観てきました。
筆者は2年後の最初あたり(魚人島だっけ)まではしっかり読んでましたが、2019年8月現在は断片的に知識を知っているくらいです。
- サンジに家族がいっぱいいた
- サンジが麦わらの一味を離脱しかけた
- ビッグマムが超強い
- カイドウも超強い
- カタクリがかっこいい
- 今は和風な国にいる
くらいの知識がある程度。
なによりワンピース映画を最後に見たのは「呪われた聖剣」か「デッドエンドの冒険」(デッドエンドの冒険めちゃくちゃ面白かった記憶があります)。
今作もスルーするつもりでしたが「敵(ダグラスバレッド)がめちゃくちゃに強い」という情報に惹かれて見に行くことにしました。なんて単純な動機なんだ。
いわゆるワンピースにわかの筆者ですが、果たしてそんなやつでも楽しむことはできたのか?率直な感想をお届けてします。
50点/100点
ワンピーススタンピードの基本情報
- 監督:大塚隆史
- 原作:尾田栄一郎
- 脚本:冨岡淳広/大塚隆史
- 監修:尾田栄一郎
- 配給:東映
- 上映時間:101分
- 主題歌:WANIMA「GONG」
ワンピーススタンピードのあらすじ
海賊の海賊による海賊のための世界一の祭典・海賊万博に招待された麦わらの一味は、万博の目玉「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」で世界中から集まった海賊たちとお宝争奪戦に奔走する。その熱狂の裏で、海軍が海賊を一網打尽にするため潜入捜査を開始。さらに元ロジャー海賊団の“鬼”の跡目ことダグラス・バレットが、ルフィたちの前に立ちはだかる
シネマトゥデイより引用
■ワンピーススタンピード(ONEPIECE STANPEDE)予告編
ワンピーススタンピードの登場人物/キャスト
- モンキー・D・ルフィ:田中真弓
- ロロノア・ゾロ:中井和哉
- ナミ:岡村明美
- ウソップ:山口勝平
- サンジ:平田広明
- トニートニー・チョッパー:大谷育江
- ニコ・ロビン:山口由里子
- フランキー:矢尾一樹
- ブルック:チョー
- ダグラス・バレット:磯部勉
- ブエナ・フェスタ:ユースケ・サンタマリア
- 歌姫アン:指原莉乃
- ドナルド・モデラート:山里亮太
- フィッシャーズの方々
ワンピーススタンピードの感想【ネタバレあり】
正直微妙。お祭り映画として良いが……。
筆者がひねくれた性格に育ってしまったせいか、終始ツッコミどころばかりでなんだか入り込めず。しかも全勢力集結と言うわりにはそこまで集結してないような気がしてしまった。
「細かいことは抜きにしてドッカンドッカンやってくれればそれでいいのだ!」という方は楽しめると思います。
最初の方でノーズファンシーキャノンの人が出てきたのは嬉しかった。
シナリオは良かった
ロジャーが遺した財宝を巡って大乱闘という大筋のストーリーはすごくよかったです。
財宝の正体は「ラフテルへのログポース」でまさにワンピースの物語の根幹に関わるものでしたが、物語をぶっ壊すことなく綺麗に納めたものだと関心しました。
ログポースが出てきた時はこれどうやって風呂敷たたむんや……と思ったけどこれ以上になく綺麗に畳んでいたと思います。
戦闘シーンは多かったけど、もう少しガチのやつが見たかった
見どころの戦闘シーンは大きく分けて
- 最悪の世代VSバレット
- ゾロVS藤虎
- サンジVSスモーカー
- サボVSスモーカー
- 即席チームVSバレット
即席チームは
- ルフィ
- ロー
- ハンコック
- サボ
- クロコダイル
- スモーカー
の6人。最悪の世代から七武海に革命軍、海軍というまさに全勢力集結というコピーに相応しいチームでした。
そのほかゾロVSクロコダイルやサンジVSルッチがちょこっとあったり(ほんとちょこっと。1回ぶつかりあっただけ)。
いろいろな戦闘シーンがあってよかったんですけど、1つ1つの戦闘が浅く感じてしまってそこまで楽しめまなかったのが残念。
ガチャガチャやってるけど誰も傷つかないからガチ感がなかったというか。もっとこうアラバスタでの戦闘くらい拮抗しながらも追い詰められる展開のが燃えるじゃん?そんな感じ。
普通に大将と渡り合ってたゾロが強すぎでしょ。隕石はさすがに切れなかった模様ですが(覇気をまとってたのかしら)。
ダグラスの鬼強絶望感は良かったんですけどね。いちいち悪魔の実が覚醒したらどうなるかとか説明してくれるの優しかったね。
ヴェルゴさんと相対した2人が激突したのは因縁を感じて良かったですね。実力的にもちょうど良さそう。
「全勢力、集結」について:集結してくれるのかと思ったら意外と少なかった
久々にワンピース映画を見に行こうと思ったきっかけはYoutuberのヒカルがアップしていた動画なんですよね。
内容はヒカルとレペゼン地球のふぉいがワンピースの映画をみてふぉいの新居ツアーをする感じです。
この動画でヒカルさんが「昔のあんなキャラまでいた」みたいなことを言ってて興味を持ったんですよね。
「お?ドン・クリークもアーロンも出てくるんか?」なんて思ったんですけどさすがにそれは無理だった。あいつらが帰ってきたらおもしろかったのに。
冒頭で触れましたが、ちらっとノーズファンシーキャノンの人がいたのは嬉しかった。もしかしたらいろんなキャラ見逃してたかもしれません(パンダもいましたね)。
しかし、もっといろんなキャラの活躍がみたかったのは正直なところ。筆頭で言うと
- ルッチはもっと暴れてほしかったし
- 青キジとかにも出てきてほしかった
いろんなキャラ出しすぎて個々の描写が浅くなってしまうのは仕方ないけど、だったらもっとたくさんのキャラが見たかったかも。
筆者が感じてたツッコミどころ
ひねくれ者の筆者がツッコみながら見ていたシーンたちを紹介します。
キング……キング………キングコングガン!!!
腕がでかくなりすぎて笑ってしまった。即席チーム御一行も軽く引いてたでしょ。
バスターコール宣言からいつまで戦っとるんや。5分とっくに経っとるやろ
もしかしたら戦闘が目にも見えない速度で展開されていたのかもしれない。あるいは黄猿が空気を読んだのかもしれない。それにしても長かった。
バトル時の決着のつき方がパチンコのリーチ演出
これもう分かる人にしか分からないしほんとすまんなんですけど。ルフィとダグラスが戦っている時の演出が完全にパチンコのリーチ演出でした。
「ウォォォォオオ」「ブルァアアアアアア」…………ボタンを押せ!!ポシュ………
からの復活!!「海賊王に俺はなる!!」ボコボコボコボコボコ……ドーン! BONUS!!!
いや別にいいんですけどね。だからなんだって感じなんですけど。でも思ってしまった。
二人の顔のカット割りとかまさにでしょ。もちろんかっこよかったけども、北斗の拳とかを思い出さずにはいられませんでした。
ワンピーススタンピードの感想まとめ:個人的には微妙
大ヒット中で口コミ・評判も上々な「ワンピーススタンピード」でしたが、筆者はそこまで楽しめませんでした。正直に言って「そんな面白いか・・・?」という印象です。
まぁこういった映画は元々原作が好きな人が見るのが大前提なので「自分なんで観たの?」って話に行き着きますが。
ワンピースの映画そんな面白くなかったけどよく考えたらワイそんなワンピース好きじゃないしなんで見たんだろう
— おはら@日本人ブロガー (@ggrks927) August 24, 2019
まさにこういうことである
でもなぁ熱量としては同じくらいのナルトの映画「BORUTO」は劇場で2回観たくらいに好きな作品だったんですけどね(なんならアニメ映画で1番好き)。なんで差がついてしまったのだろうか。
とはいえワンピースが好きな方は間違いなく楽しめる作品だと思うので、ぜひ劇場でご覧ください。それでは!
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